防音工事のプロがやさしく教える音の基礎知識
防音の専門家が、分かりにくい「音」に関してお教えします。
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コインシデンスについて
たとえば窓ガラスに板ガラスを使用して設置した場合、
ある特定の周波数で遮音性能が急に低下する現象が起こりる。

これを「コインシデンス効果」といい、ガラスなどの厚さによって
コインシデンス効果が生じる周波数はそれぞれ異なります。

基本的に遮音は重い材料で効果を出すことができます。
(質量則)

質量則はある周波数域までは成り立ちますが、
ある周波数域になると透過損失が質量則より下廻る
現象が生じます。

これは、ガラスなどの剛性材料にある周波数の音波が入射すると、
その材料の屈曲振動と入射音波の振動とが一致し、
一種の共振状態を起こすことによるもの。

この現象をコインシデンス効果といい、
これが生じる周波数を
コインシデンス限界周波数(fc)といいます。

音を止める「遮音性能」は低い周波数ほど弱く、
高くなるにつれて性能が上がり、
グラフにすると右肩上がり線で表すが、
ある周波数帯では5dBから10dBまで性能が低下します。

このことを「コインシデンス効果」と言います。

二枚の板ガラスの場合は低音域での共振と
高温域でのコインシデンス効果による遮音低下が生じます。

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透過損失とは
音が物体に向う(入射する)と、一部は通り抜け
残りは吸収、反射されます。

入射した音と、材料を通過した音との音圧レベルの差を透過損失と言います。

デシベル(dB)という単位で表され、この値が大きいほど、
遮音性能が優れていることになります。


・一般的に吸音性能が大きな材料は遮音性能は低い


・吸音・遮音性能からみた建築で使われる材料は以下のとおり


         遮音性能     吸音性能
       
コンクリート   5             1         
ガラス板     4             1    
合板        3             2         
グラスウール   1              5         
カーテン     1             4      

(性能表示1から5まで。大きい数字ほど性能が高い)


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騒音の影響
騒音の影響は人間の心理面も含めて
悪影響を及ぼしがちです。

以下が騒音の影響の内容です。

・人体への影響
 聴力障害ー難聴
 聴取妨害
 睡眠妨害
 作業能率の低下
 生理機能障害
 (ストレス、血圧上昇、食欲不振)

・その他の影響(超低周波音)
 体調不良
 ガラスのびりつき


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騒音の種類
騒音は人の感じ方によっても変わってくるものですが、
おもに以下のような音が騒音と定義付けされています、

・交通騒音
  航空機
  鉄道、地下鉄
  自動車

・産業騒音
  工場、事業所
  建設作業
 
・生活騒音 
  テレビ音
  ステレオ音
  足音
  水を流す音
  話し声


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A特性とC特性
音圧レベルには周波数の補正がされていない
(平坦特性FLAT)音圧レベル(LP)と、
周波数補正特性(C特性)で重みづけされた
C特性音圧レベル(LC)の2種類があります。

フィルターをかけない状態のものがFLATで、
これが物理量を示す表示方法です。

C特性は昔flatの代わりに用いられたフィルターで、
ほぼ物理量に近い大きさを示します。
 
A特性は騒音レベルの近似値を、
C特性は音圧レベルの近似値を測定に用います。

通常騒音を測る場合A特性での測定を行います。

衝撃音などの音圧レベルを測る時はC特性を用います。

音の大きさを示す場合に、人間の聴感にあわせたものをA特性と表し
dBAで表します。

これで表示されたものは人間がこれくらいで聞こえているだろう
という感覚での大きさを示します。


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